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さようなら懐かしの我が家

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お正月明け早々、実家の建て替えに伴うお引っ越しの手伝いへ・・・

とはいえ母が少しずつ片づけをして、年末に帰省した頃にはすっかり物がなくなっていました

私が1歳の時に建てられたこの家、たくさんの思い出とたくさんの荷物を蓄えていましたから

片づけに要したその作業量たるや、相当なものだったと思います

聞けば私達の小学校の時のノートや自由研究、絵画、などなど全て保管されていたそうで

残しておいても仕方ないそれらを、今まで何となく捨てられずに大事にとっておいてくれた

そんな両親の気持ちをうれしく思います

 

近年あちらこちらにガタがきていた、築30年以上経った昭和のわが家ですが

就職して家を出るまで20年余りを過ごした家、改めて思い出すことも多いものです

幼い頃、2階の納戸の壁のしみがヒトの手形に見えてマジで怖かったこと

怖い夢を見た夜、ほんのり灯る階段の電気に励まされ両親の寝室に行ったこと

学校から帰ると聞こえてくる母の内職のミシンの音になんだかホッとしたこと

中学1年まで、ベッドと机を並べて3人兄弟で所狭しと過ごした2階の8畳間

増築に伴い、ようやく念願かなって手に入れた一人部屋のうれしかったことといったら!

その部屋で受験勉強をしながら顔を上げて見た外の景色は竹藪・・・この日も雪でした

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兄弟ゲンカを繰り広げ母の小言が響いた居間、その柱に刻まれた成長の記録でしたが

弟などはいつしかその柱の高さを越えてしまいました

父を真ん中に、毎日家族で食卓を囲んだダイニングの天井は油ですすけ

浴室やトイレのドアは年々たてつけが悪くなり、開かなくなったり閉まらなくなったり

その上、寒い寒い脱衣所に洗面所・・・やっかいな我が家の水回り

でも今や、床に貼られたクロスの昭和レトロな柄でさえ愛おしく思えるから不思議です

野菜嫌いだった私が、幼い頃毎日のようにお皿と共に放り出された外のテラスも

学校でもらってきた子ウサギや、飼っていたインコの亡骸を涙と共に埋めた竹藪も

家を建てた時には1歳児の私と同じ背丈だった、今では屋根の高さまで伸びた杉の木も

みんな跡形もなく、更地になってしまうのかと思うと本当に寂しい。。。

 

老朽化して、開け閉めする度に音がするこの玄関のドアも

笑顔だったり、ふさぎこんでいたり、怒っていたり・・・いろいろな表情の私達家族を

一人だったり、二人だったり、大勢だったり・・・いったい幾度送り出し迎えてくれたのかな

そんなことを考えながら今一度、自分を育ててくれた家を見上げるとあまりに感慨深くて

少しだけ景色が滲んで見えました

 

春には新しい家が完成します

それはもう私の家ではないのだけれど、両親がこれからも快適に健やかに暮らし

時に帰ってくる子供達や孫達、これからも増え続けるであろう家族を迎えてくれる家

東向きだった玄関は、母の長年の願いがかなって今度は明るい南向きに

その扉を大きく開いてたくさんの笑顔を明るく迎え、優しく送り出してくれるでしょう

春までしばらくのお別れです

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*長い間、本当にありがとう○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

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